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認定看護師の「眼」

弘善会
矢木脳神経外科病院
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2月:多くの看護師に伝えたいこと

「患者・家族のメンタルサポート」というテーマで研修を行いました

院内の新人教育で「患者・家族のメンタルサポート」というテーマで研修を行いました。
脳卒中は突然の発症であることが多く、そのうえ意識障害・機能障害などさまざまな障害をもたらします。この障害は日常生活動作までを阻害する重篤な障害が多く、その後の患者様・ご家族の生活や人生に多くの変化をもたらします。
患者様・ご家族が脳卒中を発症したことによって、どのような体験をしているのか?まず、それを知ることが大切です。
しかし、物事の捉え方はその人によって千差万別であり、全く同じことが起こっても、受けた人によって感じ方も違えば、そのことに対する対処(コーピング)の方法も違います。それは、その人が今まで生きてきた背景や経験、また現在の身の周りの状況など、どれをとっても同じではないからです。

研修のなかでは「救急患者やクリティカルな患者にみられやすい不安と恐怖」「危機状態にある人が抱く感情」「家族にはどんな不安があるのか」ということをまず学習し、危機理論や段階理論の紹介をしました。このように脳卒中や重症な患者様・ご家族が"どのような体験をされているのかを知る"ということから学びました。そしてその後に、それぞれの時期にある患者様への看護介入をお話ししました。
しかし、先ほども述べたように、その患者様やご家族がどのように感じているのかということは、本人でないとわかりません。そのために、メンタルサポートを担う看護師の姿勢として

・傾聴
  患者様の訴える言葉をじっくりと聴く
・観察
  疾病による症状の観察だけでなく、精神面の観察を怠らない
・受容と支持的態度
  受容とは、相手が現在体験している世界、そしてその世界をもっている
  相手を大切にしようという姿勢
・自己洞察
  看護師は常に自分自身の思考や感情について見つめなおすことが大切
  看護師自身の偏見やこだわりがないか、自分を律する

このようなことが必要と考えます。
この人はこんな状況だからこのような心理状態だと自分の価値観で決めつけてはいけません。当事者でなければ絶対に理解することはできないということを忘れてはいけません。
患者様とご家族の体験や思いに「眼」を向け、しっかり耳を傾けてください。

 



 

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