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認定看護師の「眼」

弘善会
矢木脳神経外科病院
〒537-0011
大阪市東成区
東今里2丁目12番13号
TEL:06-6978-2307(代表) 

1月:病棟での勉強会。


「高次脳機能障害」をテーマに勉強会

先月より、毎月各病棟での勉強会を「高次脳機能障害」のテーマで行っています。
主な高次脳機能障害として、@失語、A失行、B失認、C記憶障害、D注意障害、E情動障害、F遂行機能障害、G視空間認知障害などがあります。
これらの症状は重複しておこることも多く、日常生活や社会生活まで困難になるケースが増えています。しかし、日常の簡単な会話ができ、外見が普通に見えることもあるため、そのわかりづらさから「見えない障害」とも言われています。
患者様本人に症状の自覚がない場合や、ご家族からも理解されにくいことがあり、更に状況を悪化させていく場合があります。また、家庭内と違って、外に出れば上手く振舞えているということもあり、他の人からはご家族の気持ちが理解してもらえていないことも多く、ご家族には、心の葛藤や、持続的な緊張、将来の不安など、かなりのストレスがかかっているのが現状です。
最近、テレビなどで取り上げられることが多くなり、高次脳機能障害を耳にしたことがある方が増えてはきましたが、障害のわかりづらさから、まだ社会の理解が大きな課題となっています。麻痺などの身体症状がなく、高次脳機能障害だけを後遺症に持つ人の支援施設や、家族会などもまだまだ少ない状況です。

急性期の時期には、どの障害があるということが断定できないことも少なくありません。しかし、急性期のうちから、この高次脳機能障害がある可能性があるのではないかという眼で観察し、障害に対してアプローチすることで患者様の混乱を少なくしたり、回復への援助が変わってくると思います。また、ご家族に症状の説明や、退院後の支援施設の紹介ができたりすることで、ご家族の不安も少しは軽減できるのではないかと思い、皆で学習していきたいと思っています。

 



 

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