ターニングポイントだったあの時


看護師 桝中智子
story034エアライン科の専門学校卒業後、アルバイトしながら就職浪人をしていましたが、ある時ふと「手に職をつけなければいけない時期がきたのかな」という思いが過りました。さらに看護師をしていた母からちょうどその時期に、「私か姉のどちらかが看護師になってくれると思ってたのに・・・」と言われたことで、「私が看護師になる!」と思ったのです。
そこからは看護師になるための道をまっしぐら。あの時が人生におけるターニングポイントだったんだなと振り返ってみて思いました。また、自分が看護師になってから昔を思い返してみれば、幼稚園の時、将来の夢に「看護師さん」って書いていたみたいなんですよね。まだ物心がついていないような幼少期に「看護師になりたい」と思っていた自分に驚きもしましたが、その原点に返って看護師になれたということも運命だったのかなと思います。

チーム医療の大切さ

子育てで仕事を休んでいる時に当院の近くに引っ越して来たのですが、脳外科は「すごく難しいところ」というイメージがあり、私には縁がないと思っていました。しかし、前の病院で整形外科勤務をしていた時に、事故で頭部外傷がある患者さんに接する機会もあり、整形外科の知識だけでは対応できない葛藤を抱えていた部分もあったので、慣れた整形外科の疾患も扱え、脳外科も勉強できる当院なら、自分が成長できるのではないかと思い、再就職を決めました。
働いてみて感じるのはチーム医療の大切さ。看護師同士での協力体制はもちろん、看護師以外にも理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が関わり、一人ひとりの患者さんについてじっくりカンファレンスを行いながらケアの方針を決めたり、退院調整を行うことで、色んな面から患者さんを見られるところが当院のよさだと思っています。
患者さんが退院する時には看護師みんなでお見送りをしますし、そうして看護師みんなが患者さん一人ひとりを大切にしている姿勢がすごく好きです。また、患者さんとじっくり向き合う中で、患者さんに対する思いが強くなっていくことを日々実感しています。さらに、職場の人間関係がよく、看護師同士がいきいきと働けていることで患者さんを元気にできているのかなとも思います。

退院がゴールではない

member34_2[1] 先日、人工膝関節を入れるための手術をして、順調に状態が回復し退院したにもかかわらず、退院後のリハビリの通院が億劫になり、うまく機能回復ができず当院に入院された患者さんがいらっしゃいました。せっかく頑張って手術を受けたのに全然膝が曲がらない状態を見て、すごくもったいないなと思って・・・。
ある程度自立されていて患者さんが帰ることを希望しても、家で実際に生活してみるとリハビリに通うことができず、機能が回復しないことから外出もできず閉じこもってしまうということもあり得ると思います。今まで自分の中では「退院がゴール」と思っていたところもあったのですが、仮にそうなってしまうのならもうワンクッションおいて、リハビリ病院に転院してから在宅に戻るなど、色んな選択肢から患者さんの希望に応じて調整をしていく必要があるのだということを受け持たせていただいた事例から学びました。
また、看護という仕事をする上で、患者さんのためを思って患者さんからしたら「嫌なこと」を言わなければいけない時もあります。看護師は「嫌なことを言う人」なのかもしれませんが、患者さんに最終的に「あの時言ってもらえてよかった」と思ってもらえるようなかかわりができる看護師になれたらいいなと感じています。看護という職業は一生勉強していかなければいけない仕事だと思うので、これからも仕事をしていく中で色んなことを学び、吸収していきたいと思います。

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