認定看護師への挑戦


看護師長 梅田麻由(脳卒中リハビリテーション認定看護師)
story017 私は8年間、脳神経外科の看護に携わってきました。経験を重ねると最低限のことは出来るようになり、毎日同じことを繰り返しているような日常が訪れるものです。そんな毎日を過ごしながら、いつしか「もっと自分にできることはないのだろうか?」「もっと私に知識があれば患者さまの回復を助けることが出来たのではないか」と思うようになっていました。

日本看護協会には脳卒中リハビリテーション看護の認定看護師制度があります。私はその資格に興味を持ちながらも、自信がなくて自ら一歩を踏み出すことが出来ずにいたのです。そして、当院が現在取り組んでいる看護部の質向上という流れの中で、もっと自分に自信を持って仕事の幅を広げたいという気持ちから、認定看護師への挑戦にむけてチャレンジしようと決めました。

価値観が変わった研修での学び

そして私は認定看護師の研修会を受講し、今年の7月、脳卒中リハビリテーション認定看護師の資格を取得することが出来ました。研修では事例の検討が多くあり、「今までは、ここまで深く考えていなかった」と反省させられることの連続。さまざまな学びの中でアセスメントの重要性を実感し、視野が大きく広がり、患者のご家族に対する価値観が変わったような気がします。

これまで私は患者さまのご家族は介護力のひとつだと捉えていたように思います。私は、患者さまとご家族を切り離して考えていましたが、患者さまも家族のひとりであり、そんなひとりが脳卒中を発症したら、家族が崩れてしまう。私たちは、そんな家族の建て直しからかかわることが必要だと気が付きました。
また「その人らしさ」を支え、出来なくなったことではなく、出来ることに目を向けて援助することの重要性も実感しました。

学びを現場に持ち帰るために

member27-2[1]病棟では患者さまと深くかかわる余裕がないのも事実ですが、可能な限りカンファレンスで事例を検討し、定期的に勉強会を開催してみんなで看護を深く考える時間をつくることを大切にしたいと思います。

脳卒中の発症後は、出来なくなったことに目が行きますが、残存機能に目を向けて「出来ること」を実感しながら前向きにリハビリが出来るよう支援することが大切。急性期からのリハビリテーション看護がその人のその後の生活の質を左右するので、急性期を看る私たちはその人のその後の人生に対する大きな役割を担っています。看護の目で、身体面だけではなく精神的にも社会的にもアセスメントして「その人らしく生きるめに必要な看護を提供し、小さな回復をご本人やご家族、そしてスタッフたちと喜び合える病棟にしていきたいと考えています。

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