患者さんと直接触れ合い、良くなってもらいたいという想いが成果につながることがやりがい

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藤本遥梨
私は、直接関わった人に役に立てる仕事に就きたいと思い看護師という職業を選びました。大学時代は、期間限定の実習で、患者さん1名に対して看護をするので比較的ゆとりをもって取り組めましたが、看護師として働き出してからは、複数の患者さんに対しての日々のケアだけでなく、多重課題、知識と技術の習得、他職種との連携など一気にいろいろなことをしなければならなくなり、余裕を感じることのない毎日を過ごしていました。そんな状態であっても、患者さんと直接触れ合い、良くなってもらいたいと思ってしたことで成果につながるとやりがいを感じ、良い仕事に就いたと思えることが私の励みとなっていました。3年ほど経ち、看護師の仕事に少し慣れた頃に、この病院に転職しました。職場の雰囲気として時間管理がしっかりとしているので、無駄な残業をすることはありません。また、私は少し要領が悪いところがありますが、先輩たちがフォローし支えてくれるので、気持ちを楽にして患者さんに向き合うことができ、看護をすることが楽しくなりました。


患者さんに「忙しいのにごめんね」と気遣いさせないような配慮を忘れない看護をしたい

今、看護師として8年目を迎えましたが、私が看護をする上で大切にしていることは、患者さんに余計な緊張感を持たせないようにすることを心掛けています。入院生活は患者さんにとって違和感のある生活です。優しさを持ちながら接するのはもとより、患者さんが私たちに「忙しいのにごめんね」と気遣いさせることがないように、配慮を忘れない看護をしていきたいです。例えば、トイレ介助が必要な患者さんが何度もトイレに行くと、私たちにとても気を遣われます。トイレに行く回数を減らすために、水分を減らし脱水になったり、無理をして自分で行こうとして転倒しては本末転倒です。このようなことを感じさせない看護を心掛けています。この病院に来てよかったのは、他の看護師から学ぶことが増え、成長の機会が増えたことだと思います。たんの量が多く、睡眠時間が少なく、車椅子への移乗に重介助が必要な寝たきりの患者さんがいました。プライマリーの看護師の関わりからたくさんのことを学びました。特に、起きてもらう時間を増やすことで患者さんのたんの量が減り、睡眠時間が増え、車椅子への介助量が減るといった良くなるプロセスを目の当たりにできたことは私にとって大いに刺激になりました。


地域包括ケア病棟での経験を活かし、在宅療養で安心を支える訪問看護師を目指したい

現在、地域包括ケア病棟で勤務しており、入院患者さんが安全に、安心して自宅に帰るための準備をしています。患者さんが自宅に帰って必要なサービスは何か、安全に暮らすためにはどういうことが大切かといったことを念頭に置きながら看護をしています。患者さんの自宅での生活を理解する意味もあり、訪問看護の研修を受けました。入院していた時の様子とは全く違い、病気を抱えながらもイキイキとしている姿に衝撃を受けました。近い将来、訪問看護師にチャレンジしたい気持ちを抱くようになりました。退院前に病院が提供するサービスを理解していることもあり、病院から在宅へスムーズに引き継げる訪問看護師を目指し、患者さんに安心して自宅で療養してもらえる看護をしたいと思っています。実際には病気を抱えながらの生活なので患者さんも家族もたくさんの不安を抱えていると思います。それを支えていくためにも、私自身の看護力の向上を目指して知識と技術を貪欲に増やしていきたいと思います。そして、訪問看護をするために必要なシステムや具体的なサービスなどを理解するために勉強していきたいと思っています。