人の役に立つ仕事がしたかった


看護師 石丸真紀
story011 私は子どものころ転倒し、複雑骨折で半年間の入院を余儀なくされました。子どもにとって入院生活のストレスは大きく、時には精神的な要因で嘔吐したこともあったんです。そんなとき、看護師さんはいつも私を支えてくれて、時には真剣に叱ってくれることもありました。

そんな経験が影響したのか、いつしか私は「看護師になりたい」という想いが芽生えていました。また「人の役に立つ仕事がしたい」ということもあり、看護師の道を志すことに。そして、自分がしてもらったように、心のケアが出来る看護師になることを目標に頑張りました。

実際看護師になると、思っていたよりはるかに厳しい世界(笑)。先輩によく叱られて悔しい思いもしました。でも今になって思うのは、私のことを思って叱ってくれたんだということです。

「心のケアがしたい」と思っていても、時間に追われてゆっくり話すこともままならない現実に、ジレンマを感じることも度々でした。

生命力ってすごいと思う

最初に就職したのは療養型の病院だったのですが、 急性期看護がしたくて当院に転職。そしてもう随分時間が経過しました。

脳神経外科の患者さまを看るようになって感じることは、人の生命力のすごさです。意識のなかった方が次第に回復して話が出来るようになったり、体の動かなかった人が次第に回復して動くようになったりする姿を見ると感動しますね。

たまに、リハビリの一環で文字を書く練習を兼ねてお手紙を下さることがあります。動きにくい手を必死に使って書いてくださった手紙をいただくと、胸が熱くなり、この仕事を選んで良かったと思うんです。

日ごろ気をつけているのは、患者さまの安全を護るということ。脳神経外科のため、意識状態の悪い方も多く、転倒のリスクも高くにあります。だから環境整備や観察には十分注意していくことを心がけたいと思っています。

業務が忙しくて時間をかけて患者さまと向き合えないことも多いのですが、なるべくベッドサイドに足を運べるように意識して、会話のできる人は会話を、出来ない人は表情の観察をしていくことも心がけ、患者さまの発する小さなサインを見逃さない看護師でありたいと思います。

子育てとの両立をめざして

member21_2[1]今は3人の子育てをしながら仕事をしています。核家族で夜勤もこなす毎日はとても忙しいのですが、仕事があるから私の毎日は充実しているのかもしれません。

一番下はまだ保育園児。夜勤の時は一緒に出勤して、当院の保育施設の夜間保育に預けます。保育施設の中で、手作りの夕食をいただいて、保育士さんに充分遊んでもらえるので子どもは夜間保育が大好きなんです。そして私の夜勤が終わり、朝は一緒に帰宅します。

当院は子育て中の看護師が多いため、みんな協力し合えるので働きやすいですよ。

また、保育料が無料というのも助かります。

同じ職場に子育てを経験する看護師が多いというのは、何でも相談できるため子育ての不安解消にも有意義です。これから先、私は仕事を続け、子どもたちは元気に伸び伸び育ってくれたら嬉しいですね。

最近は私も中堅の立場になってきたので、他の看護師に対しても気配りをして、組織を円滑にすることも考えないといけないと思うようになりました。いつまでも初心を忘れることなく、いい看護師のモデルになれるように心がけたいと思います。

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