回復が目に見えるのが脳外科のやりがい

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看護師 河田千寿
150630-01「手に職をつけたい」看護師を目指したのはそれが動機でした。熱い思いを抱いて選んだ職業ではなかったのですが、一度も辞めたいと思ったことはないので、振り返ればこの仕事が私に合っていたのだと思います。
私は准看護師の資格をとり、療養型の病棟で働きながら看護師資格を取得したのですが、看護師になってから配属になったのは脳外科病棟でした。脳外科の患者さまは回復する過程が目に見えるということに、この領域の面白さを感じるとともに、看護師の関わり方によって患者さまの反応が変わる脳外科の看護を、もっと勉強したいと思ったのが、専門病院である当院への転職理由です。

こだわりたいのは“患者さまの笑顔”

当院に転職後は、HCUで勤務していますが、はじめは感情的になっていた患者さまが、かかわりを持つ事で笑顔を見せてくださったりするのが嬉しい時で、そんな姿を見ると、看護師になって良かったと思います。
以前勤務していた病院での出来事です。あるとき、お酒が大好きな終末期の患者さまが、ビールを飲みたいとおっしゃいました。肝機能がかなり悪かったので、本来なら許可は出ません。しかし残りの時間を考えて、ビールを口に含んでいただいたことがありました。その方は、その後に亡くなったのですが、希望を叶えられたときの、ご本人やご家族の穏やかな表情は今も忘れることができません。そのとき、これからも患者さまの希望を叶える努力をしたいと思いました。急性期の現場では、どうしても治療が優先になりますが、出来る限りその人の希望に沿った入院生活が過ごせるように、融通をきかせられる余裕を持っていたいと考えています。
また、日ごろから心がけているのは「患者さまが笑えるようにしたい」ということ。いつも「どうしたら笑ってくれるだろう?」と考えながら、その人の個性に合った関わり方で看護しています。

みんな顔見知りなのがいいところ

当院のいいところは、小規模の病院なので、みんな顔見知りだということでしょうか。他部署のスタッフと話す機会も多く「あの患者さまどうなった?」と気軽に話ができるので、HCUを退出された患者さまの回復を知ることもできて、やりがいにもつながるような気がします。また、患者さまの目標をスタッフ全員が共有し、同じ方針でケアができるのは、当病棟のいいところだと思っています。
私は今年、カテーテル治療を受ける患者さまへの看護を勉強し、インターベンションエキスパートナースという資格を取得しました。これは新たに創られた資格なので「受けてみようかな…」とうような軽い気持ちで受験しました。まだこの資格をどう活かすかを具体的に考えてはいないのですが、せっかく取得したものなので、何らかの形で病院に貢献しようと思っています。

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