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リーダー達の想い

弘善会
矢木脳神経外科病院
〒537-0011
大阪市東成区
東今里2丁目12番13号
TEL:06-6978-2307(代表) 

「預かった命には最期まで寄り添う」というのが当法人の原点

医療法人弘善会グループ事業部事業部長 
弘善会矢木脳神経外科病院事務部長 内藤 徹
  
冨田)病院職員が同じ方向を向いて大きな力を発揮するためには、病院長が方向を示し、事務部門と看護部門が院長の目指す方向にベクトルを合わせていくことが必要だと思います。そのためには、事務部長の考えを私が充分理解するとともに、職員全体に広く伝える必要があるので、今日は対談をお願いしようと考えました。

内藤)職員とゆっくり話す時間がなくて、私の考えていることが伝わっていないところもあるので、今回はいい機会をいただけてうれしいです。

冨田)では、唐突ですが・・・(笑)、そもそも内藤部長は看護職ですよね?!どういう経緯で今の役職に就かれたのですか?

内藤)私は、前職で院長とご一緒させていただき、当時、院長の脳外科医としての手腕、医療に対する考え方に共感し、看護職員として当法人に就職しました。当時は40床足らずの病院で、救急を受け入れオペをして、ケアをし、退院されたら往診をして一人の患者さんを見届けるという医療を提供していました。谷口院長の「命を全力で救う」医療に加え、そこで出会った理事長の「預かった命には最期まで寄り添う」という医療に対する深い思いに共感し、ここにこそ医療の原点があると感じました。私もこの法人の思いに添いたいと思い、あっという間の20数年でした。

冨田)患者さんと近い関係で、真の医療を提供されていたのですね。

内藤)そうなんです。時と共に、病院に機能分化が求められるようになりました。病院は、患者さんの健康段階に応じた役割を担わなければならなくなりました。それと同時に当法人も大きくなって、急性期病院や地域医療、介護領域と、組織が分かれていきました。私は医療職として急性期を担っていましたが、私が共感した法人の思いを継続するには、ひとりの医療職員としてではなく、法人全体を通じた仕事をしたいと思うようになりました。そんな折、介護保険制度が始まり、介護職種として病院を出る決意をしました。そして、今の役職への声がかかり、今日に至っています。

経営と現場が一体になることが今の課題

冨田)そうだったのですね。理事長の思いは、法人のビジョンにつながりますが、組織が大きくなり、新しい職員がどんどん増える中で、ビジョンを浸透させていくのは困難です。でも、それこそが組織力を高める営みなので、ビジョンの浸透を強化していく必要がありますね。

内藤)まだ小さな病院だった時代には、職種にかかわらず、みんなが「患者さんのために」と考え、命を救い、自宅で生活できるまでを支えていました。それが法人のDNAです。最近「チーム医療」という言葉が蔓延っていますが、それぞれの職種が壁をつくりながら協働するのではなく、原点に戻り、常に患者さんと膝を突き合わせて考えてほしいと思います。

冨田)そうですね。当法人のDNAを引き継いで、患者さんにも、もっと近づくことが必要かもしれません。多職種が集まって、一生懸命議論をしても、そこに患者さんが不在であれば、真の患者中心の医療とは言えないと思っています。医療チームが考えていることを、患者さんに伝えて、患者さんや家族の思いに沿いながら医療を行うことが大切だと思います。それは経営陣と職員との関係にもいえることではないでしょうか。

内藤)そのとおりです。職員のことを大切に考えていても、それが伝わっていなければ、本当に大切にしているとは言えないですね。
経営というと収支の問題にばかり目がいきますが、けっしてそうではありません。そもそも「病院経営とは何なのか?」を、職員と共有して、経営と現場が一体になることが今の課題だと考えています。ますます混迷する医療において、もはや現場の声なくしては解決できない時代になったと思います。

看護部門は病院経営の要

冨田)私は、病院運営は、「経営」と「医療の質」と「顧客(患者・職員・地域の人々)満足」のトライアングルだと考えています。顧客の満足度を高めるためには「医療の質の向上」が必要です。医療の質を高めるためには「経営の安定」が必要であり、経営が安定すれば「職員の満足度」が高まります。職員の満足度が高まれば、ますます「医療の質が高まる」というトライアングルだと・・・。その意味では、看護部の人材育成に多額の費用を頂いていることに感謝しています。私は今以上に看護の質を高めて「看護で患者さんを呼ぶことができる病院」にしていきたいと思っているのです。

内藤)私は、病院にとって看護師の力は大きく、経営の要だと思っています。今、どこの病院でも、患者さんは医師を求めて来院されるのが現状ですが、それだけではなく、すべての医療職がそれぞれに患者さんを呼べる力を持ってほしいと考えています。その突破口が、看護師だと思うのです。看護師は、高い専門性と幅広い領域をもっています。患者さんのために、やろうと思えば何でもできる強みがあります。患者さんを惹きつけるための方策が作りやすいと思いませんか?

冨田)そうなんですよ。看護師は独自のケアで患者さんに満足を手供することもできますが、すべての職種と関わるという利点もあります。アメーバー作戦と言いますか(笑)、どの職種とも協力できるので、いろんな職種と一緒に、患者さんにとって必要な援助や支援を考えてほしいと思います。

内藤)そのためには人材育成が重要ですね。事務部門として、人材育成には協力していきますので、よろしくお願いします。

冨田)「やりたい」という意志を持つ看護師には、教育投資をお願いします。その代り、受けた投資に対しては、責任を果たすように私が指導していきますので・・・。

内藤)わかりました。それこそが、経営の根幹だと思っています。

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